自治委員(隣組長)をうまくやる方法

数年に一度、もちまわりでやってくる地域の自治委員(隣組長)。近隣の人とのやりとりが増えるため、上手にやらないと以後のトラブルの元になったりもします。トラブルなくスムーズに自治委員(隣組長)をやるコツをご紹介します。



トラブルになってしまった例

実際にどんなトラブルが起きやすいのでしょうか。トラブルになった例を挙げますと・・・

1)自治会費(町内会費)を払ってもらえない。

・・・集金に行っても居留守を使われたり、なんだかんだと理由をつけて払ってもらえない。前の人の時は払っていたはずなのになぜ?ということが起こることがあります。

2)何かと難クセをつけられる

・・・何が気に入らないのかわからないが、自治委員として行っていることに対して、「やりかたが例年と違う」「そんなこと聞いていない」「それは自治会の意見なのか?あなた個人の意見なのか?」などいちいち難クセをつけてくるひとが出てくる。

3)ルールを守らないことを指摘すると無視や居留守を使われる

・・・ゴミ出しや、協力活動など自治会、町内会のルールどおりに行わない人に「ちゃんとやってください」と指摘するとその後、無視されたり居留守をつかわれたり・・・自治委員としての活動がやりにくくなることがある。


トラブルにならないためにやっておくべきこと

前の自治委員さんから引継ぎをするときにしっかりと確認しておくことがいくつかあります。

1)担当地域の状況を聞く

・・・トラブルがあるご家庭がないか、クセのある方はいないか(その対処法)、世帯状況等を把握しておく必要があるご家庭はあるかなど。しっかり前自治委員さんに聞いておく。

2)仕事のすすめ方について注意すべきことがあるか聞く

・・・自治委員としての活動で、例年どのようにすすめているのか、地域でのルールはあるか、問題があるときに誰に相談すればいいか、新しいことを行う際に事前に話を通しておいたほうがいい方はいるかなど、時期が切り替わればすべて自分で行わなければいけません。しっかりと聞いて確認しておく必要あり。

3)世帯地図をつくり、軒数を確認する

・・・古くからその地区に住んでいるひとにとっては、各世帯を知っていることはあたり前だとしても、もしあなたがその地域に住んでそう長くないならば、どこに何さんが住んでいるのかわからない場合があります。前自治委員さんもそこまで気がまわらない場合もあるので、地区の地図などをWEBなどでプリントアウトして、どの家に何さんが住んでいるのか引継ぎの際に確認しておく必要があり。その地図と担当地域の軒数に抜けがないかしっかりと確認しておきます。

4)前自治委員さんに協力をあおぐ

・・・基本的に引き継ぎがおわれば、前自治委員は何も手を出すことはありません。が、引継ぎの際に「何かわからないことがあったら聞きに行っていいですか?」とひとことお願いしておくだけで、その後、もし問題があった時に一人で悩まなくてすみます。


絶対に確認を忘れてはいけないこと

最後に、なにを置いても必ず確認しておくべきことがあります。それは・・・

自分が担当した次は誰に委員を引き継ぐのかです。

前自治委員はあなたに引き継いだら肩の荷がおりて、それからは「あとは知りません」というスタンスをとる方もいないとは限りません。もし自分の次に引き受けてくれる人がいなかったら、引き続き自分が役をおこなわないといけない可能性がでてきます。そうならないためにも、次は誰にに引き継げばいいのか必ず確認してください。


さらにその引継ぎが地域のルールによるものかの確認。(ルールに従ってないと次の方に引き受けてもらえない可能性があります。


それともう1点非常に重要なのについ忘れてしまいがちなのが、

次の次の引継ぎも確認しておくことです。

なぜ次の次まで確認しておく必要があるのか?これから引き受けるあなたなら、よくよく考えたらわかると思いますが、自分が引き受ける場合、「次の方はちゃんと決まっているのか、スムーズに引き継ぎができるのか?」が心配になります。これが決まっていなかったりあやふやだと、次の方に「お願いします」と言っても「次が決まっていないなら受けることができません」と断れることになるのです。引継ぎがスムーズに行えないと、調整に時間や労力がかかり非常に大きなストレスとなります。引き受ける際には、次の次まで確認!と覚えておきましょう。

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