突然襲ってくる、腹痛、下痢その原因とは。

突然襲われる腹痛・・・そして下痢。

 通勤途中、会議中、クライアントとの打ち合わせ中。 

 「なぜ、こんな時にかぎって・・・」

ストレスの度に起こる腹痛、下痢は過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。

 男性に多いといわれる症状ですが、近年では働く女性、また主婦などにも増えてきているようです。「私はどちらかというと便秘で・・・」という女性も、夫や恋人などパートナーがこうした症状で悩んでいるケースもありますので、過敏性腸症候群(IBS)のことを知っておく事で、パートナーを楽にしてあげることができるかもしれません。 


【過敏性腸症候群(IBS)とは】

 主にストレスが原因でおこる慢性的な下痢や腹痛の症状。他の腸の病気と違い、内視鏡等で見つかるものではありません。そのため「何か直前に食べたものがわるかったのでは?」「ただの下痢」などと軽くみられがちで、本人の辛さが伝わりにくい症状でもあります。 

  毎日の辛い症状・・・いったいどうしたら良いのでしょうか。


【過敏性腸症候群(IBS)を治す、改善するには】  

1)第一に一番の原因となるストレスをできるだけ取り除くこと。

2)とはいえ、仕事や家庭生活においてストレスをゼロにすることはほぼ不可能です。

何にストレスを感じるのか、どういう時に下痢や腹痛の症状があらわれるのか、自分自身でチェックすることが大切です。


・人と会うときに症状がでる

→他人との交流に極端に緊張するタイプ


・職場や学校にいく途中に症状が出る

→一定時間、外に出れない状況、時間的、空間的拘束に緊張するタイプ


・予定外の出来事、驚いたときに症状が出る

→自分の想像や想定を超えると緊張するタイプ


・上司にしかられる、取引先からのクレームなどの時に症状が出る

→自分に攻撃が向くと緊張するタイプ


これらのいくつかをあわせた複合タイプの方も多いようです。


3)チェックした自分のタイプごとに対策をたてる。


・他人との交流に極端に緊張するタイプ

→対面する前に少し一人になる時間をとり、一度、相手と笑顔で向き合っている

自分を想像します。商談などでは事前に自分の愛用のペンなどをギュッと握り

ながら「うまくいく」「だいじょうぶ」などのポジティブな言葉をつぶやく。

さらに、対面がはじまった後で緊張を感じたら、相手にわからないように愛

用のペンを再度ギュッと握り締めて「うまくいく」「だいじょうぶ」などと

心の中でつぶやく。

こうすることで、対面での緊張をやわらげることができます。


・一定時間、外に出れない状況、時間的、空間的拘束に緊張するタイプ

→ギリギリを避けて、余裕をもった行動をすることでストレスを軽減できます。

「いつでも途中下車してトイレに行ける」「電車を1~2本遅らせても遅刻しない」

という安心した状況をつくっておくこと。またお気に入りの音楽などで、気持ちを

まぎらす工夫なども効果的です。


・予定外の出来事、驚いたときに症状が出る

→俗にいう「ドッキリ」に弱いタイプです。こればかりは慣れるしかありません。日ごろから、「もしこういうことが起きたらどうする?」ということをシミュレーション して急に起きる事への免疫をつけます。「もし今、停電したら」「もし電車が止まったら」「もし材料が納品されなかったら」「クライアントが急な変更を依頼してきたら」など。その場合にどうするかを考えるくせをつけることで、実際に何か起こった場合のストレスを軽減できます。


・自分に攻撃が向くと緊張するタイプ

→仕事のこと、家庭のことなどについて失敗や不手際、上手く行かないことを相手に責められると「自分を攻撃された」「自分を否定された」と強いストレスを感じてしまうことから起こるので、失敗などに対しても「自分を否定されたわけではなく仕事のやり方を注意されたんだ」「この人は私が良くなるように言ってくれているんだ」と思うようにすることで、だんだんとストレスを軽減できます。とにかくあなたを否定しているのではなく、「やり方や現状に対しての指摘だ。きっと改善できる!」と繰り返し心の中で思うことが大切です。


【症状が治まらない場合】    

→専門のお者様に相談することも一つの方法です。症状にあわせた薬もあります。

→IBS改善に役立つ食品を取り入れる     

病院や薬が嫌だと思う場合は、食品での改善例もあります。     

グア豆という豆からとれる水溶性食物繊維が役立つようです。     

→グアーガム情報センター


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